ポーカー負けても泣かない努力をする人の記録

自称寿司PokerPlayerです。僕のBlog読んでも強くはなりません。

初めてのライブポーカー マラテ:Masters poker

週末になり、Masters poker  へ。

場所はここ。

 

タクシーで行く時は、マラテのレメディオスサークルまでと伝えるとまず知らない人はいないと思う。

 

以前はここの場所だったけど

 

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今は数十メートル先のこっちに移転。

 

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重い扉を開けるとそこにはフィリピン人の目つきの悪いおじさん達がたむろしている。

正直普通じゃないというか外国人の僕にはとてもアウェイの空間。

当時は1Fに4〜5卓ほどが稼働していて、受付でポーカーをしたい旨を伝えると席に案内してくれた。

 

席に座ると他のプレイヤーが一同に僕の顔を見る。プレイヤーは全員フィリピン人。全員僕のことを品定めしているようにも見える。怖い。手が震え、目線は下に。全ての人が強そうに見えた。

 

Masters poker の最低レートは10/20 ペソのブラインド。今のレートで1BB 約46円。min buy in は300ペソ。Maxは2000ペソ。レーキは10% キャップ80これは現時点でも変っていない。

How much?と聞かれ恐る恐る1000ペソを出す。そもそも1000ペソで足りるかどうかも

わからなかった。

 

緊張していて覚えていないが、初めてか?と聞かれたくらいだからそう見えたのだと思う。

初めてのプレイなんてひどいものだ。50bbをバイインし、ほぼ全てのハンドをリンプで見に行った。

どんなハンドでもどんなポジションででもだ。今思うととても恥ずかしい。

何か当たれば強いんだろうくらいの感覚だったと思う。ハンドがなんだろうがレイズもしない。

毎回見に行く50bb。チップなんてすぐに無くなる。

Poker って金が減るの早いんだなという初めの印象。(そんなことしてたらそらそうだ。)

 

そもそも勝ちも何もわかっていない状態なんだから勝てるわけもない。

初回はそうそうに退散。

 

ただ、僕は当時満足感に満ちていた。

賭場である。カジノじゃないそこには鉄火場があった。鉄火場はとても好きだ。

例えそれが少額の金額であれ、お互いが金を出し合い取り合うという本気の世界を

私は肌で感じ海外の場末のポーカールームで実行したのだ。

 

そこから暇を見ては週に数回Masters に通い、10/20を打ち続ける日々が約1年続いた。

1年間強くもなってないし、単純にポーカーを一人でして楽しいと思えるようになった。そうマニラで好きな趣味ができたのだ。

 

課題も出来た。たまに勝てるし、勝てない事も多い。ただ確実にチップを持っていく奴とそうじゃない奴がテーブルにいる。

 

(写真は最近行った時のMasters の 25/50 のテーブル。青は100ペソ。赤は25ペソ。通常10/20 が3〜4台。25/50が1台立つ。韓国人運営の別テーブルで更にハイレートが最近立つ。)

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彼らの勝ってる人と負けてる人の違うところは何だろう。運?じゃない何か戦略がありそうだ。お金を賭けているので矛盾はあるが、お金を稼ぎたいではなく、ちょっとでもいいのでポーカーが強くなりたい。その気持がポーカーを続けるきっかけになった。

ポーカーを始めて2年経った今でもその気持は変わらない。

ポーカーで勝った金はポーカーで使うのと、終わった後の少しのビール代ご飯代くらい(1回1000円未満)にはするが、儲けて何かする目的ではない。ポーカーで儲けたお金はお金ではなく自分の成績表の数値に近いものでしかない。

ここは生計がポーカーで無い事の所以だがここはまた別途。

 

初めて座ったMasters poker の10/20 のテーブルは今では座ることはあまりなくなってしまったが、今でも顔を出すとToshi ! Seat open! と何人かが声をかけてくれる。ここは僕のポーカーの原点であり、ここで毎日いる(なんで毎日いるんだよ?って僕もだけど)レギュラープレイヤーと勝ったり負けたりした思い出は今のポーカーライフとは別の感慨深い思い出の場所だったりする。

 

別に僕の思い出の場所だからというわけではなく、お手頃価格で鉄火場の雰囲気を味わえるMasters poker。マニラでポーカーをされる方。もちろん稼ぐにはもっとブラインドの高いカジノのほうがいいですが、フィリピンの地元ポーカープレイヤーと真剣勝負してみてはいかがでしょうか?一部の彼らにとっては結構な大金ですしね。

当時定期的に来てる日本人は僕かもう一人くらいしかいないので外国人は珍しい方です。

 

また、カジノの最低レート25/50の100bb は約11300円くらいですが、ここなら半額くらいで出来ます。

日本のアミューズメントでも参加費4000円とかした気がしますのでそういう意味でも障壁は少ないかと。増えたら晩御飯かビールで祝勝会なんてのもいいかもしれません。それが残念会になるかはあなた次第。

 

ちなみに周辺は若干治安の悪い地域ですので、複数人での行動を基本とし、財布や携帯などの貴重品はバッグに入れて前に抱えて歩いてください。僕は普段一人でも普通に歩いてますけどね。

 

皆さんの初めてのライブポーカーはどんなものでしたでしょうか。お会いすることができる方には是非お聞きかせください。