海外滞在での携帯の通信
新年あけましておめでとうございます。Toshiです。今年もよろしくお願いいたします。日本で食べて寝るだけの自堕落な生活を満喫し、ダメ人間の階段をスキップして登ってます。
(注:今回の記事にPokerの話しは出てきません。 )
去年観光でヨーロッパ行ってきました。シャーロックホームズがちょっと好きな僕にはロンドンでBaker streetの文字を見てドキドキできました!あ、ドキドキしませんか。そうですか。
皆さんは海外にポーカー等で渡航する時に現地で携帯電話のネットの接続をどうしてますか?
- WifiでOK。ネットなんぞいらん!0円/日
- 日本の携帯を海外でローミング。3000円〜/日
- 日本の空港で借りられる海外向けWifi 1000〜1500円/日くらい。
- 現地でWifi / プリペイドsimカードを借りる/買う。国によりばらつきあり。
- アジア・ヨーロッパ周遊SIM 230円/日(今回のテーマ)
が選択肢かなと。
あくまでも僕の趣味なんですが、以前から現地の空港に着いたら現地のプリペイドSIM
を刺して通信することをある意味旅の重要目的の1つとして楽しんでおります。目的地の国に到着後に50%くらい満足します。後は惰性です。なので真っ先に出来る限り空港でSIMを買うか借りてます。
これで自分の携帯電話が現地でインターネットに携帯が接続できると怖いものは殆どありません。google mapで行き先も調べられるし、日常のメールやLineなども連絡も全て可能です。
(1)WifiでOK。ネットなんぞいらん!0円/日
僕の知り合いの専業の数名は「不要」で切り捨てそうです。きっと友達いないんだと思います。
(2)日本の携帯を海外でローミング。3000円〜/日
調べたら昔に比べだいぶ安くなりましたね。数日なら我慢してこれでもいいかもしれません。だいぶ前ですがパケ死(海外ローミングで意図せず使いすぎて高額請求されること)した友人おります。連絡取ってないな。元気かな。
尚、お金持ちの方はこれでいいと思いますのでこの画面を優しく閉じてください。
(3)日本の空港で借りられる海外向けWifi 1000〜1500円/日くらい。
こことか
こことかですかね。業者の方々に恨みも何もありませんがTOP画面には記載の無い申し込み料500円という料金がもれなく別途請求されます。請求はともかく表に書かないのはきっと大人の事情なんでしょうね。
僕の知る限りこの方法が一番安くなることはないんじゃないかな。(ある場合は教えてください。)あと 予約・Wifiルータのバッテリーの維持・荷物増える・返却しないといけないなど面倒なので利便性と価格の面で選択肢からは外れます。手続きが国内だけで日本語で良いし安心料込みなら安いと思える人もいるかもしれませんけど。現地SIMの値段を知ってると高いです。
(4)現地でWifi / プリペイドsimカードを借りる/買う。国によりばらつきあり。
例外が無い限り基本これです。(僕だけだと思いますが楽しいですし。)多分1ヶ国なら一番安いはず。問題はAPNの設定を現地で行わないといけないこと。(事前に調べれば問題ないです。)購入・設定に英語力あるいは現地言語が話せる必要であること。SIM freeの携帯電話を保持していること、専門知識とはいいませんけど、携帯の操作に慣れている必要がある。などのハードルがありますので万人向けではないですが、一部の例外と現地のFreeのWifiだけの接続を除き多分一番通信費は安くなるはずです。
(5)アジアヨーロッパ周遊SIM 230円/日(僕の場合)
今回はこれについて書いてます。
前回の旅のルート
東京 -> ロンドン(イギリス) -> アムステルダム(オランダ) -> アントワープ(ベルギー) -> アムステルダム-> ドバイ -> 東京-> マニラ(フィリピン)と約10日間でこれらの国を移動しました。
今回の旅行は事前に複数ヶ国渡り歩く事がわかってましたので各国のプリペイドSIMの価格を調べていた所、数日滞在だと少し割高な気がしました。また各国に入る時に購入・設定なども少し煩わしいなと思ってた所で以下のSIMを発見。
これはアジア・ヨーロッパ周遊ですが種類によっては対応国が異なります。
お。なかなか使えそう。国をまたいでも設定変更が不要な所が良い。お値段もお得に感じる。Amazonでぽちって押してマニラから日本の自宅宛に注文。
出発前日にマニラから帰国し、出発当日の行きの成田エクスプレスで移動中に設定しました。僕の携帯はiPhone6s のSIM freeモデルです。確かキャリア携帯も購入から一定期間経過するとSIM freeに変更できる場合があるはずです。購入したAISのSIMは日本も対応国に含まれており、設定後成田空港で普通に通信できました。
APNの設定
SIMの設定についてはAndroid、iPhone、Wifiルータ共にローミング設定の変更、APNの設定を変更することで可能です。SIMにより設定は異なります。以下購入したAISのSIMの例です。
(1)ローミングをONに変更
(2)APNの設定
名前:(識別子なのでなんでもいいです。AISとか入れれば分かり易いかと。)
APN:internet
ユーザ名:(なし)
パスワード:(なし)
認証方式:CHAP
(注:SIM freeの端末である必要があります。)
これでOKです。
ドバイでのトランジットでしたのでドバイで念のため使える事を確認。でももったいないのですぐに空港のWifiに接続。数時間後にロンドンに出発し、到着後に普通に使えました。
ロンドンで友達と待ち合わせの場所であるハイドパークをGoogle map で探した時のスクショです。キャリアはEEを掴んでます。ロンドンやアムスでどのバスやトラムに乗るかやルートなどもこれで確認できます。もちろん携帯のメッセンジャーで現地の友達とも連絡を取り合う事も普段通り出来ました。
使ってみた所感
で、どんなもんだったかというと、結果的には満足度は高いものでした。設定をした日本でもロンドンもアムステルダムもドバイもどこでも普通に繋がりました。あ、そういえばロンドンの地下鉄だけ携帯の電波入りませんでした。どこの国でもたまに3Gも拾いましたが概ね4G(LTE)の電波を拾い、国をまたいでも特に意識することなく設定を変更せずにずっと繋がりましたし、速度は僕の渡航した国では十分満足行く速度でしたので繋がらなかったり遅かったりということはありませんでした。これは渡航した国によると思います。日帰りでオランダから電車で行ったベルギーでも使えました。
尚、ヨーロッパの各国は通信会社が別なので国をまたぐと繋がらない事が多いようです。実際数年前にオランダで購入したプリペイドSIMでフランスに移動した時にはローカールの会社のSIMでしたのでパリで繋がらず(当たり前)友達に会うのにちょっと苦労したことが。
今回利用したAISの周遊SIM価格は価格はAmazonで3400円。15日間で4G分使えてLTE/4Gにも対応。普段携帯電話の通信料は1ヶ月だいたい5G未満使用の僕には十分な量です。動画を再生しなければ概ね足りるのではと。通信料を4G越えると遅くなるそうですが使い切りませんでした。
AISはタイの通信会社でタイに訪問した時には毎回お世話になってます。
(タイでもう少し安く買えそうな気がしてならないですが、誰かご存知ですか?)
これはいいや。と帰国後、翌日マニラに出張でしたのでマニラに行き、AISのSIMを挿しっぱなしで空港到着後に携帯をON!
・・・なぜか繋がらない。
一応対応国の1つなんですが。LTEで接続するはずがGlobeの3G。有効期限内のはずですがまったく通信できません。再起動もしてみましたがダメ。すぐに元々持ってたフィリピンのSmartのSIMに差し替えました。マニラでもつながればいいのに。設定は変更していませんので特に問題はなかったと思うのですが。たまたまかもしれません。
携帯電話Blogで有名な山根さんの記事にもあるように現地でも購入できるこのようなSIMもあるみたいです。香港でもたしか近い周遊SIMが安く買えたはずです。ちょっと裏手のお店らしいですが。(香港の友人談)現地で買うのは初めての渡航先などでは少しハードルが高い気もします。
今回は複数ヶ国を訪問しましたので便利でしたが、これは複数ヶ国を周遊する前提です。1ヶ国滞在の場合は引続き現地のプリペイドSIMの購入がお得のケースの場合が多いような気がします。
ちなみにマニラなら1週間の利用を想定すると僕の利用してたSMARTと言うキャリアで
プリペイドSIMカード(40ペソ)+チャージ(ロードと言います。)(100ペソ)= 130ペソ(320円)で1週間2G分の通信量をLTEで接続できます。 SIMとロードカードはセブンイレブンなどのコンビニで買えますし。こちらのほうが更に安いです。空港だと多分300ペソ以上要求されると聞いてます。(微々たるものですけどタクシー1回分くらい節約できると考えれば大きい。)
この前の韓国の時も1週間分で3万KRWくらいで空港でプリペイドSIM買えた気がします。香港は80HKDくらいだったはず。何れも日本の空港で借りるWifiよりは安いはずです。
周遊SIMのまとめ
メリット
・SIMは日本でも購入できる。(現地でも買えるところはありそうですが。)
・複数ヶ国渡航する場合はいちいち購入や設定の変更を都度しなくて良くて便利。
・出国前に日本で設定して通信確認ができる。
・現地到着後、電源入れればすぐに繋がって安心。到着後すぐに行動できて時間の節約に。
・概ね他の方法より安い。
デメリット
・複数ヶ国渡航しなければ現地のプリペイドSIMのほうが安い。(必ずではないが。)
・SIM freeの端末が必要。
・APNの設定に関する知識が必要。(付随する説明書に説明書いてはありますが。)
持っている携帯電話がSIM ロックがかかっているものでしたらWifiルータを購入するのもいいかもしれません。
Amazonだとこれは1万円くらいですが5000円くらいからあるみたいです。
これも同様に入手したSIMを挿して、スマートフォンから設定すれば同様に利用できます。渡航が多い方でSIMロックされた普段使う携帯を使いたい方は購入を検討されてもいいかもしれません。
以前に比べSIM freeの携帯の入手はだいぶ楽になりました。総務省や一部の携帯メーカーの皆様には感謝感謝です。 次に携帯を機種変更の予定があり、海外に行く機会が有る方はSIM freeかどうかも視野に入れてみてはいかがでしょうか。
もっとも本気で海外でポーカーする方は宿泊先とカジノの往復だけでかつWifi使えればSIMなんかいらないのかもしれませんが。
それでは。