あの専業は今。
お会いしたことはないが、バンクロールが尽きて専業を廃業した。という方がいることを風の噂で聞くことはある。そのくらいポーカーで食べていくということは大変なのだと思う。幸い面識のある方でそうなった方は居ないが、今日はそんな可能性がもしや?と少し思った方にフォーカスを当てる。そう
あの専業は今。
である。
僕のBlogを拝見される方は主にポーカーに関心あるいは関わりがある方のはずなので牟田さん (@Tetsuromuta) のblog をご存知な方は多いのではないかと思う。文才も去ることながら世界を旅してるBlogの記事を僕もいつも楽しく拝見させていただいている。ご夫婦でポーカーして世界を回る。そんなことが出来たらとても素敵です。
今日はその中に出てくる専業スティーブの話。
スティーブはこのアメリカに渡る前にマニラの我が家に滞在しており、現在5代目まで我が家に滞在したことがあるポーカープレイヤーがいる。
まさに彼こそが初代である。吉本の芸人制度的には長兄である。
2代目のN氏はトキと似ても似つかず、どっちかっていうとイチゴ味に出てくる方のサウザー。ここでサンプル見れます。
3代目がどっちかっていうとトキ。一番気遣いあるし一番常識人だし。あ、髪は黒いです。
4代目は風のヒューイっぽい。目立たないから。この前いい年なのにカジノで年齢聞かれたらしい。
5代目はアインだな。自由人だし。
全員プラスでマニラを出て行く屈強のポーカープレイヤー揃いです。
僕は多分種もみ持ってるおじさんくらいのポジション。
彼らには前にも少し触れたことがある。
expatriate-employee-toshi.hatenablog.com
さて話を戻してスティーブである。
初めての出会いはよく覚えている。まだ僕がポーカー専業という存在すら知らなかった頃だ。彼とはマスターズで出会い、その日泊まる宿なかったとのことなので我が家を勧めたのが初め。当時ポーカーで食べていく?なんてホントにできるのかなと僕自身疑問と同時に興味を持った。
ところがマニラに来た専業になりたてのスティーブは現地で見事実績を積み上げ(その後マニラでホールドアップに遭ったりもしたけど)着実にプロの道を歩んで行った(と思う) 。
その後マニラを出て牟田さんのblogにもあるようにベガスなどで活躍。更にその後(多分)転々とし去年もマニラの僕の家に滞在していた。
その時も本当にいろんな話をした。とてもいろんな事を教えてくれたし、僕にポーカーの基礎を教えてくれたのは彼である。
ところが今年の年始に彼が呟いた以降、彼のTwitterでの呟きが更新されない。ただベガスには行ったようだ。
1ヶ月毎にバンクロール公開とのことだったがとんと更新がない。
僕はふと心配した。勝ってても負けてても良いから元気で居てほしい。マニラでホールドアップに遭っちゃうくらいバッドビートを引く彼の事だからどこかで困ってたりしないかとか、アメリカで撃たれたんじゃね?とか、身ぐるみ剥がされたんじゃね?とか、仲良くなったおねーさんが、実はおにーさんだったとか。なんかそういうバットビートを引いてるんじゃないかと想像をしていた。
実は数人からもスティーブは破産したんじゃないか?とか、生きてるのか?などと聞かれた事も。
屈強なメンタルを持ち合わせてはいる彼ではあるが僕はとても心配した。
アメリカのカジノにお金忘れてきちゃうくらい大ボケかましたりもするし。
連絡をすると10日以降経ってから連絡があった。 どうやら生きているようだ。
ところが今月の初めに彼からマニラに来るという連絡がある。そしてついに。
お帰りスティーブ。
なんでTwitter最近つぶやかないの?って聞いたら彼曰く
・普通に生きてます。
・携帯変更してTwitterのパスワード忘れてログインできなくなった。
・Twitterそのうちアクセスすればいいやくらいだったので更新していなかった。
とのこと。
というわけで奴がマニラの我が家に帰って来た。 つい嬉しくなって到着の夜はうっかり話し込んでしまった。
僕も最近マニラで最後にスティーブと別れた時よりも上のレートで打っていたり、最近のハンドの話をしたり、彼の体験をいろいろ聞いたり寝るのが惜しいくらい。
さて、これからしばらくマニラに滞在するとのことなので陰ながら応援したいしポーカーの話もいろいろ出来ると思うと僕も楽しみで仕方がない。何より彼と同卓してポーカーをしたい。強くなった彼を見てみたいし、僕の今の状態で彼とどの程度彼と戦えるかを試してみたい。
今マニラではAPTが開催されており、参加されている方はスティーブもその辺うろうろしてると思うので声をかけてみてはいかがでしょうか?
ポーカーしていなければ笑顔で気さくな青年ですよ。ポーカーしてると顔が怖いし、僕のOpenに結構な頻度で3betしてくるし、相手が僕でも全力で刈り取りにくるし、僕が彼からチップ取ると、怒ってないですよ。って言いつつ目が全く笑って無くて怖い人です。
というわけでスティーブは破産もせず無事生きてます。マニラを離れ成長したポーカープレイヤーが戻ってきてニッコリされると僕はとてもうれしいのだ。
彼は僕の部屋に入る時に ただいま。って言ってくれた。
(初代から5代目の中で唯一、おかえり。と言って僕を僕の部屋で出迎えたのは
唯一2代目のN氏だけ。理由は後日。)
ホントに元気そうでよかったよかった。
さて僕が彼と同卓し、僕がスティーブから家賃を回収できるか、僕がスティーブに餞別を渡すことになるかは神のみぞ、、、いや皆さん容易に想像つきますよね。
というわけで二人で今リゾートワールドきましたよ!
最後に牟田さん (@Tetsuromuta)にはBlogの記事引用等を事前にお願いしたところ御快諾頂きました。この場にてお礼を申し上げます。この御恩は同卓・・だと高すぎるのでお昼ご飯くらいでお願いします。